熊本県公立・私立高校入試選抜方法と日程について | 学習塾 昴 公式サイト

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熊本県公立・私立高校入試選抜方法と日程について

1.熊本県公立高校入試の仕組み

前期(特色)選抜から後期(一般)選抜まで徹底解説

熊本県の公立高校入試は、全国的にも特徴のある選抜制度を採用しています。

「前期(特色)選抜」「後期(一般)選抜」「第1選考」「第2選考」など、初めて受験する保護者の方には分かりにくい言葉も多く、「結局どういう仕組みなの?」という疑問を持たれる方も少なくありません。

このページでは、熊本県公立高校入試の流れや選抜方法を、できるだけ分かりやすく解説します。

[ 熊本県公立高校入試の全体スケジュール(令和9年度 熊本県公立高校入試日程) ]

前期(特色)選抜後期(一般)選抜
出願期間実施日合格発表出願期間実施日合格発表
1/20~252/22/92/12~2/173/4・53/12

熊本県公立高校入試は「2つの入試」で構成されています

熊本県の公立高校入試には

  • 前期(特色)選抜 (普通科以外) ※普通科特殊コースは除く 
  • 後期(一般)選抜

の2つがあります。

まず特色選抜が実施され、その後、多くの受験生が受験する後期(一般)選抜が行われます。
特色選抜で内定通知を受けた場合は後期選抜を受験する必要はありません。

一方、特色選抜で内定通知を受けることができなかった場合でも、多くの受験生はそのまま後期選抜を受験できます。
つまり、特色選抜は「チャレンジできる入試」、後期選抜が本番の入試と考えると分かりやすいでしょう。

前期(特色)選抜とは?

学力だけでは測れない力を評価する入試

特色選抜では、5教科の学力検査は行われません。
また、第一高校の普通科英語コースを除いて、普通科では実施されません。

高校ごとに、

  • 面接
  • 作文・小論文
  • 英作文
  • 実技検査
  • 独自問題
  • プレゼンテーション

などを組み合わせて選抜します。
さらに、多くの高校では調査書(内申点)も評価対象となっており、学習成績や学校生活での取り組みも重視されています。

[ 学校別「特色選抜の検査内容・配点割合」(令和8年度 前期(特色)選抜の検査内容・選抜方法 例)]

学校名学科・コース募集定員区分検査内容選抜方法
第一普通科
英語コース
20A・英作文
・集団面接
・英作文(5割)
・集団面接(3割)
・調査書(2割)
B・帰国子女対象
・英作文・個人面接
第二理数科20思考力を問う検査1(理科)
検査2・3(数学)
検査8:調査2
美術科20実技検査検査7:調査3
熊本北理数科20検査1(数学)
検査2(理科)
検査5:調査5
英語科20英作文・個人面接検査7:調査3

高校によって選抜方法は大きく異なります

例えば、

  • 英作文と英語面接を実施する高校
  • 独自問題で思考力を見る高校
  • スポーツや美術の実技を重視する高校
  • プレゼンテーションを課す高校

など、学校・学科によって求められる力はさまざまです。
そのため、特色選抜を受験する場合は、志望校ごとの選抜内容を早めに確認し、十分な準備を進めることが重要です。

調査書(内申点)は特色選抜でも重要です

特色選抜では、多くの高校が調査書を20~70%程度評価しています。

つまり、「面接だけの入試」ではありません。
日頃の学校生活や定期テストの積み重ねも合否に影響します。

後期(一般)選抜とは?

多くの受験生が受験する入試です

後期(一般)選抜では、5教科の学力検査と調査書(内申点)をもとに選抜が行われます。
しかし熊本県では、ここからさらに

  • 第1選考
  • 第1選考後の選抜(第2選考)

という二段階で合否が決定されることが特徴です。

[ 後期(一般)選抜の流れ]

後期(一般)選抜
第1選考第1選考後の選抜
学力検査と調査書(内申点)の順位で合格者を決定します高校ごとに定めた基準で残りの合格者を決定します

※熊本市立必由館高校・千原台高校は、県立高校とは異なる独自の入学者選抜を実施しています。学力検査(マークシート方式)や試験時間、選抜方法が異なりますので、受験を希望する場合は各高校の最新の募集要項をご確認ください。

市立高校募集要項(例)

1.試験時間:英語(リスニングを含む45分)以外は35分で実施する。
2.調査書:中1~中3までの各教科の評定を記入する。

学力検査と調査書の両方で判定します

後期選抜では、まず第1選考が行われます。
ここでは

  • 学力検査
  • 調査書

の両方を使って合否を判定します。
つまり、テストの順位だけではなく、調査書の順位も重要になります。

第1選考とは?

[ 第1選考の合格圏(定員400人の高校の場合)]

※第1選考で定員に満たない場合、各高校で設定された第1選考後の選抜が実施される

黄色い正方形の中に入っている受験生だけで定員が埋まることも理論上はありますが、実際にはほとんどありません。

学力検査と調査書の両方で判定します

例えば、学力検査の順位が良くても、調査書の順位が定員を大きく下回る場合は、第1選考で合格できないことがあります。

逆に、調査書の評価が高いことで、第1選考で有利になるケースもあります。
そのため、熊本県では「学力」と「内申点」の両方が重要なのです。

調査書(内申点)は中学1年生から始まっています

熊本県の調査書は

  • 中学1年 45点
  • 中学2年 45点
  • 中学3年 90点

合計180点満点で評価されます。

[ 調査書180点の仕組み(調査書の評定)※中3の評定は2倍]

中1中2中3計
国語551020
数学551020
英語551020
理科551020
社会551020
音楽551020
美術551020
保体551020
技・家551020
計454590180

つまり、高校入試は中学3年生になってから始まるものではありません。
中学1年生からの定期テストや提出物、授業への取り組みが高校入試につながっています。

昴では…

中学1年生から学校内容の定着と定期テスト対策を徹底し、学力だけでなく調査書につながる学習習慣づくりも大切にしています。

評定(内申点)の補正とは?

学校ごとの差をできるだけ公平にするための仕組み

中学校によって評定の付け方には多少の違いがあります。
そのため熊本県では、学力検査とのバランスを考えながら、調査書の点数を補正する仕組みを採用しています。※熊本県の学力検査は、各教科50点満点です。

これは、できるだけ公平な条件で受験生を評価するための制度です。

[ 評定補正のイメージ]

例)理科の評定が15だった生徒が、学力検査(入試)で42点を取ると、評定点は17点に補正されます。

第1選考後の合格圏とは?

第1選考で合格できなかったからといって、その時点で不合格になるわけではありません。
第1選考終了後、定員に満たない場合には、第1選考後の選抜(第2選考)が行われます。

[ 第1選考後の合格圏]

※青い四角形の部分ですが、選抜の方法は各高校独自のものとなります

第1選考後の選抜とは?

学校ごとの基準で合否を決定します

第1選考後の選抜では、高校ごとに定められた基準に基づいて選抜が行われます。
ここで重要なのが、学校によって評価方法が異なることです。

学校によって重視するポイントが違います

例えば、

熊本高校・第一高校・第二高校普通科などは、学力検査の得点を主たる資料として選抜を行います。調査書は参考資料として扱われます。

済々黌高校や熊本北高校では、学力検査と調査書の両方を組み合わせて総合的に評価します。

美術科やスポーツコースなどでは、実技検査を重視する学校もあります。

「主たる資料」と「参考資料」の違い

熊本県では、第1選考後の選抜で使用する資料を「主たる資料」と「参考資料」に分けています。

主たる資料

合否を判断する際に最も重視する資料です。

例えば、

  • 学力検査
  • 学力検査+調査書
  • 学力検査+実技

など、高校ごとに設定されています。

参考資料

主たる資料だけでは判断できない場合に参考とする資料です。調査書や面接、実技などが該当します。
「参考」という言葉から軽く考えられがちですが、受験生の成績が拮抗している場合には、合否を左右する重要な資料になることもあります。

熊本県の入試で大切なのは「自分に合った受験戦略」

熊本県では、高校によって選抜方法が異なります。そのため、

  • 学力に強みがある生徒
  • 調査書に強みがある生徒
  • 面接や実技で力を発揮できる生徒

では、志望校選びの考え方も変わります。
偏差値だけではなく、その高校がどのような基準で受験生を評価するのかを理解することが、合格への大きなポイントになります。

昴だからできる熊本県入試対策

熊本県の公立高校入試では、学力だけでなく、調査書や学校ごとの選抜基準まで考えた受験戦略が求められます。

昴では、熊本県の入試制度を熟知した講師が、一人ひとりの学力や調査書、志望校に合わせた受験プランをご提案しています。

中学1年生からの定期テスト対策、特色選抜対策、後期選抜対策まで一貫してサポートし、生徒一人ひとりの第一志望校合格を目指します。

2.熊本県 入試日程一覧

学校の種類によって入試制度や日程は異なります

熊本県では、県立高校・中高一貫教育校・高等専門学校・私立高校など、学校の種類によって入試制度や日程が異なります。
志望校が決まったら、出願期間や試験日を早めに確認し、余裕を持って受験準備を進めましょう。

①県立高校

[ 令和9年度 熊本県立高校 入試日程 ](熊本県令和9年度 公立高校)

12/1~1/23※インターネットによる登録期間
1/20~25前期(特色)選抜 願書受付期間
2/2前期(特色)選抜
2/9前期(特色)選抜 合格者発表
2/12~17後期(一般)選抜 願書受付期間
2/17※後期(一般)選抜 出願者数公表
2/18~20※後期(一般)選抜 願書変更期間
2/20後期(一般)選抜 最終出願者数公表
3/4後期(一般)選抜(1日目)
3/5後期(一般)選抜(2日目)
3/12後期(一般)選抜 合格者発表
3/15~17二次募集 願書受付期間(定員を割った場合のみ)
3/18二次募集 入学者選抜
3/23二次募集 合格者発表

※上記日程は2026年9月時点の日程です。
※今年度分が未定の場合は、昨年度の日程を※で記載しております。

  • 前期(特色)選抜
  • 後期(一般)選抜
  • 二次募集

前期(特色)選抜では、学校独自の検査によって受検者の意欲や適性、個性などを総合的に評価します。
後期(一般)選抜は、多くの受験生が受験する入試で、5教科の学力検査と調査書(内申点)をもとに合否が決定されます。
また、後期(一般)選抜で募集定員に満たなかった学校・学科では、二次募集が実施されます。

【ワンポイントアドバイス】
前期は実施学科、後期は内申点にも注目

前期(特色)選抜は、普通科では実施していない学校が多く、主に専門学科・総合学科・普通科の特色あるコースで実施されます。
後期(一般)選抜では、学力検査だけでなく調査書(内申点)も重要な評価対象となるため、中学1年生からの学習の積み重ねが大切です。

②中高一貫校・八代高校(国際バカロレアコース)

中高一貫校

  • 玉名中学校・玉名高校
  • 宇土中学校・宇土高校
  • 八代中学校・八代高校

[ 中高一貫教育校 入試日程 ](令和9年度 県立併設型中学校(中高一貫校))

2/17※一般入試 出願者数公表
2/18~20※一般入試 出願変更期間
2/20※一般入試 最終出願者数公表
3/4一般入試(1日目)
3/5一般入試(2日目)
3/12一般入試 合格者発表
3/15~17第二次 願書受付期間(定員を割った場合のみ)
3/18第二次 入学者選抜
3/23第二次 合格者発表

※普通科は前期(特色)選抜はありません。
※上記日程は2026年9月時点の日程です。
※今年度分が未定の場合は、昨年度の日程を※で記載しております。

熊本県には、玉名・宇土・八代の3つの県立中高一貫教育校があります。
中高一貫教育校では中学校入試を実施しており、合格した生徒は高校入試を受験することなく系列高校へ進学します。

【ワンポイントアドバイス】
中高一貫校でも高校から受験できます

玉名高校・宇土高校・八代高校は中高一貫教育校ですが、高校からの外部募集も行っています。
中高一貫校だから高校から受験できないというわけではありません。

八代高校 普通科国際バカロレアコース

[ 国際バカロレアコース 入試日程 ](熊本県令和9年度 県立併設型中学校(八代高校))

1/20~25 ※国際バカロレア入試 願書受付期間
2/2国際バカロレア入試
2/9国際バカロレア入試 合格者発表

※上記日程は2026年9月時点の日程です。
※今年度分が未定の場合は、昨年度の日程を※で記載しております。

令和9年度から、八代高校普通科国際バカロレアコースでは「国際バカロレアに係る入学者選抜」が新たに実施されます。
この入試では学力検査は行わず、学校独自の検査により、課題発見・解決能力や論理的思考力、コミュニケーション能力などを総合的に評価します。

【ワンポイントアドバイス】
国際バカロレア選抜の仕組みを確認しておこう

国際バカロレアに係る入学者選抜は、前期(特色)選抜とは別の入試制度です。
合格した場合は後期(一般)選抜を受験することはできませんが、不合格の場合は後期(一般)選抜へ出願することができます。

③熊本高等専門学校(熊本高専)

[ 熊本高専 入試日程 ](熊本県令和9年度 熊本高専)

12/15~17 ※推薦入試 WEB出願受付期間
1/5~8 ※推薦入試 願書受付期間
1/8~22 ※一般入試 WEB出願受付期間
1/17 ※推薦入試
1/23 ※推薦入試 合格者発表
1/20~23 ※一般入試 願書受付期間
2/8 ※一般入試
2/18 ※一般入試 合格者発表
3/4・5 ※合格者集合 ※合格者集合日と公立入試日は重なります

※上記日程は2026年9月時点の日程です。
※今年度分が未定の場合は、昨年度の日程を※で記載しております。

熊本高専では、

  • 推薦選抜
  • 学力選抜
  • 帰国生徒特別選抜

が実施されます。

学力選抜では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科による全国共通問題を使用し、数学・理科は1.5倍の配点で評価されます。また、学力検査の成績だけでなく、調査書も総合的に評価されます。
熊本高専では、5年間を通して専門分野を学び、卒業後は就職だけでなく、大学への編入学という進路も選択できます。

【ワンポイントアドバイス】
熊本高専合格のカギは、理数系科目と日頃の積み重ね

熊本高専の学力選抜は5教科で実施されます。特に数学・理科の配点が高いため、理数系科目を得意にしておくことが合格への大きなポイントです。
また、推薦選抜では中学校での成績や学校生活も重要な評価対象となるため、早めの準備をおすすめします。

①中2の9教科評定+中3の9教科評定×2が108以上であること。
②合格したら必ず入学すること。

④ 私立高校

[ 私立高校 入試日程 ](熊本県令和9年度 私立高校)

1/8~14 ※WEB出願登録期間
・高校によって異なる。
・奨学・特待・専願ともに同じ日に入試を行います
。
1/21 ※奨学・特待・専願入試
1/26~2/28 ※一般入試 合格者発表
※高校によって発表日は異なる。
2/4~6 ※WEB一般出願登録期間
※一般入試も同じ日に入試を行います。
2/12・13 ※一般入試
※高校によって異なる。
2/16~19一般入試 合格者発表
※高校によって発表日は異なる。

※上記日程は2026年9月時点の日程です。
※今年度分が未定の場合は、昨年度の日程を※で記載しております。

熊本県の私立高校では、多くの学校でインターネット出願が採用されています。
熊本県の私立高校では、まず奨学・特待・専願などの入試が同じ日に実施されます。

その後、別日程で一般入試が行われます。たとえば、A高校を奨学・特待で受験し、その結果を見たうえで、一般入試でB高校を受験するケースもあります。

一方で、A高校を専願で受験し合格した場合は、必ずその高校に入学することになります。

入試日程を確認したら、次は受験準備を始めましょう

入試日程を知ることは、受験準備の第一歩です。しかし、志望校合格のためには、日程を確認するだけでなく、それぞれの入試制度や選抜方法を理解し、計画的に学習を進めることが大切です。

昴では、熊本県の入試制度を熟知した教師が、一人ひとりの志望校や学力に合わせた学習計画をご提案しています。

県立高校・中高一貫教育校・熊本高専・私立高校まで、熊本県の幅広い入試に対応しています。受験や進路について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。